老人ホーム介護施設相談センター

　　私はこんな想いで、この仕事を始めました。
　皆様、はじめまして。私は、老人ホームやグループホーム・サ高住等の相談センターをしております代表の尾形宗皇です。少しだけお時間を頂き、この仕事を始めた切欠をお話させて頂きます。
私は、鍼灸マッサージ師で治療院を23年営んでおります。開業した頃はまだ20代前半と、往診をしながら、沢山のおじいちゃんやおばあちゃんに、色々な事を教わり、そして沢山の日常の話を聞いてきました。

そして、今でも忘れられない衝撃的な話です。
そのおばあちゃん田舎住まいで、地域みんなが家族のように支えあっている町にお住まいで、暫く入院してみえました。今日は久し振りの往診とあり、治療しながら、楽しく話しをしていますと、こんなことを言ったのです。

　「先生。入院する前に、嫁がジュースを持って来てくれて、これを飲んだ直後に体調がおかしくなって入院したんよぉ…。今日も嫁が同じものを持って来て、『おばあちゃん、ジュースよ。飲んでね。』言うんやけど、これ飲んで大丈夫やろうか？｣　正直私も目を疑いました。それはジュースでは無く『缶チューハイ』でした。

そしてここ近年、治療にみえた患者さんからも、介護の話が実に増えたように思います。 5年も旦那様の介護を一人で頑張ったのに、その後、一人になられたおばあちゃんは、自分自身が体力も気力もくたくたになられ、治療にみえています。また、介護疲れでうつ病になられた方や介護されている方が先に亡くなられたり…と。
　また先日あるテレビでこんな話を耳にしました。｢介護の限界は一年だろう｣と。

　私自身、『患者さんが、元気になって、笑顔のある生活をして欲しい。』と治療を続けてきましたが、そんな介護の話は、いたたまれない気持ちになるだけで、成すすべのない自分に苦しい思いもしておりました。どなたの話も、家族のことを想って行っている介護です。そして私も含め、お読み頂いております皆様にも、いつ自分の話になってもおかしくないと思います。毎日の変化はちょとづつで誰も気付きません。そのちょっとづつの頑張り過ぎと優しさのはずが、なんといつしか家族から『笑顔』を奪っていくように思えてなりません。
　介護の悩みは、とかく一人でかかえがちです。また「親の介護は自分でしなくては…」とも思うものです。ただ家族みんなが笑顔で暮らしていく為には、色々な方法を考えてみても良いのではないでしょうか…。私も　歳を前に『私を育てて貰った地域の皆様に何かお役にたちたい』そして『家族･地域が笑顔であって欲しい』との想いでこの仕事に取り組んでおります。
　お気軽にご相談下さい。一緒に考えてみませんか？

老人ホーム介護施設相談センター代表
尾形宗皇